肩こりを治すとどうして頭痛や吐き気がおさまるのか?

頭痛がおさまるメカニズムは11月6日にアップした<頭痛の原因>で説明しました、脳の血流不足が原因でしたね。アキラさんのケースでは頭痛に加えて[頭の中心に鉄の塊がある ]ような違和感まで消失していますが、これもまた脳の血行不良に起因する違和感だったようです。首から上の血流を確保しただけで解消されているからです。そのほかにも脳の血流不足では目の症状が出やすいのですが、それはまた別の機会にご説明します。
吐き気までおさまるメカニズムですが、これを説明するにはそもそもなぜ肩こりで吐き気が起きるのかを説明しなければなりません。脳と脊髄神経(以後、脳とします)は三層になった 膜(この3つの膜の総称を髄膜といいます。聞いた事ありますよね)で覆われていてその二層目と三層目の間には脳脊髄液というお水が入っています。ちょうどパック詰めされたお豆腐 みたいに衝撃から脳を守る構造になっているんですね。肩こり・首こりがあるとそのパックを外側から押された状態になり脳そのものに圧力がかかった状態になります。水といっしょに パック詰めされているので脳全体に均等に圧力がかかります。そうなると最も早く影響を受けるのがノドの奥にある嘔吐中枢で、脳全体に圧力がかかるとココを指で軽く押さえ続けられ ているのと同じ状態になり吐き気が現れるのです。肩や首のコリを取ると脳脊髄液の圧力が下がるので吐き気も治まるのです。つまり、肩こりを治すと頭痛もそれに伴う吐き気も治まる というわけです。

 

頭痛や目の疲れや痛み時には吐き気も・・という症状を抱えてらっしゃる方!肩こりを治す努力をなさってみてはいかがでしょうか。

2015-12-21肩こりを治すとどうして

頭痛で緊急入院9日間、原因はなんと!

長野県の南信にご自宅があるアキラさん(当時55歳)はそのころ長野市に単身赴任なさっていました。何年も前からご縁があっておいで頂いていたのですが。特に悪いところがある訳ではなく、疲れをとる為にお見えになっていました。そんな健康体のアキラさんの体に異変が起きたのは今から4年前、頭痛と食欲不振が1週間ほど続き、毎日近所の開業医さんに通っていたものの改善がいっこうに見られないので「これは一度大きな病院で診てもらおう。」と、少し離れた総合病院にタクシーで向かったその道中。座席にちゃんと座っている事が困難になってきて、病院に着いた時には自力でタクシーを降りるすらできなくなっていたそうです。職員の方たちの手を借りてなんとか待合室へたどり着いたものの、緊急搬送では無かった為にすぐに診てもらう事ができずに、別室で休んでいるうちに眠ってしまったそうです。どのくらい寝ていたのか、目が覚めてやっと治療がはじまったそうです。まず脳内に異常がないか検査があり、目立った異常はなかったものの症状が治まらないので入院して様子を見ながら詳しい検査を・・・という事になりました。

入院中、ちょうどテニスボールくらいの大きさの鉄の球が頭の中心にある様な妙な違和感があり、頭痛は終始消えることがなかったそうです。それよりも辛かったのが食欲がまるで無いのに食事をしなければいけなかった事。「これも治療のうち!」と無理して口に運んでも半分くらいしか食べれない、苦痛この上なかったそうです。9日間検査したが何も異常が見つからず、症状に変化がないので退院となったのですが。迎えにおいでになった奥様の車で南信のご自宅に帰る途中、私の治療所へ立ち寄って下さいました。

数日前に奥様からご連絡を頂いていたので心の準備はできていましたが。正直少し緊張していました。まず驚いたのがアキラさんの見た目、元々やせ型の体系がさらに細くなり頬はこけて顔色が茶色っぽくなっていました。肌は張りがなくツヤもありません。施術を始めてみるといつもとあまり変わらない感じ。気になったのは肩こりや首のこりに関係する箇所がかなり硬くなっている事でした。「これでは脳の血流が悪くなっていたな。まずは首から上に血がよく巡るようにしてみるか。」と思いながら施術に入りました。病院での検査で脳に異常がない事は分かっていたので遠慮なく施術できました。いつもより少し長めの施術を終え、正座で頭をゆっくり動かしてもらうと、「あれ?頭の中の重いのがなくなった。」とアキラさん。「あれ?頭振っても痛くない。」こんな事はあまり無いのですが1回の施術で劇的に良くなったみたいです。奥様と二人お喜びになって帰宅の途につかれました。帰り際にアキラさん、「腹減ったな。」とおっしゃっていたので後日伺いましたら、「あの日の帰り道、途中でうどんが食べれたんです。」との事でした。それから1週間の間は、「心配だから。」ということで2日に1回のペースでおいでいただきました。もう4年も経ちますが、あれ以来症状は出てないそうです。

緊急入院が必要な程の頭痛と吐き気の原因がなんと肩こり!それは頭の中をいくら調べても何も出ないはずです。このケースでは私自身、「こんな事もあるんだな。」と驚かされました。

2015-12-16
顔写真はちょっと・・・ということでしたのでアキラさん愛用のメガネに登場してもらいました。

時として私が驚くほど施術が効くことがあります。これはそんな一例。それにしてもこの例ではどうしてそんなに効果が出たのか!次回は私なりの考察を述べてみたいと思います。

お医者さんに任せる時も

すごいタイトルです。「医師を見下しているのか!」と、お叱りを受けそうですが、決してそのような事はありません。

今からもう20年近く前のことですが、私が修行をした骨盤調整の本部治療所に弟子として入門した初日のことです。私は待合室で順番を待ってらしゃる来院者の方たちの姿を見てビックリしました。待合室にいらっしゃる方たちの体の状態が、私の想像をはるかに超えて悪かったからです。私は近くに居た先輩に尋ねました。「あんな状態の悪い人たちは、まず病院で診てもらわないとダメなんじゃないですか?」すると先輩がいぶかしげな顔でこう言いました。「なに言ってんの。病院行ってもダメだったからウチに来てんだよ。」私は更にビックリしてもう一度来院者の方たちに目をやりました。
骨盤調整法の創始者、五味政吉(まさよし)師は症状を軽くすることすら難しいような、いわゆる難症の方たちを好んで施術の対象にしました。私が入門した前年に亡くなっていたので、残念ながらその教えを直接受けることは出来ませんでした。しかし当時はまだ腕のいい先輩たちが残っていたので、その人たちを頼って難症の来院者の方が数多くおいでになっていました。それも一日100人前後、週末ともなると150人前後の方たちが押し寄せるような治療所でした。でも先輩は「会長(政吉師)が生きてた頃の半分になったね。」と言っていました。そんな所で経験を積ませてもらったお陰で、私のような者でも難症の方に食い下がって施術をする姿勢だけは身につきました。しかし「あっ、これは治療師の範疇ではないな。」と判断した時は、すみやかに専門の病院を受診していただくように勧めています。今回はそんなお話しです。

脊柱管狭窄症という病気があります。脊柱管とは背骨の中にあるトンネルで、脳から出た神経の束が通っている場所です。このトンネルの内側が何らかの理由で狭くなってしまう病気です。MRI(エムアールアイ)という磁気を使った画像診断で診察されます。代表的な症状は。間欠性跛行(かんけつせいはこう)といって、少し歩くとすぐに歩けなくなるが、少し休んでいるとまた少しだけ歩ける,だけどまたすぐに歩けなくなってしまうというもの。もうその時点で治療師の範疇では無いように思えますが、たとえMRIで脊柱管に狭窄した部分が見つかって、間欠性跛行の症状が出ていても施術していけば楽になっていただける事の方が多いのです。しかし、次にご紹介する例はいつもと勝手が違っていました。

上田市内にお住いのタカシさん(当時60歳)は、地元の整形外科で脊柱管狭窄症の診断をされ。「手術以外に良くなる方法は無いですよ。」とお医者さんに言われたものの、手術しないで何とか良くならないかと思われての来院でした。タカシさんは腰の強い痛みに加えこの症状が鮮明に出ていたうえに、臀部(お尻)からふくらはぎにかけて断続的に現れるシビレにも悩まされていました。痛みが強く出ていてとてもツラそうだったので、早く良くなってもらう為にまずは毎日おいでいただく事を提案し、週5回の施術からスタートしました。タカシさんの筋肉はとても柔らかく、「これでも痛みが出るんだ。」と思わせる程でした。2週間施術を続けましたが体の状態も症状も何ひとつ変わりませんでした。3週間目の初日、もう一度施術を行いましたが。やはり症状の改善は見られません。私は施術途中で手を止め用意していた話をはじめました。「タカシさん、これは本当の脊柱管狭窄症です。狭くなった脊柱管(つまり骨)に圧迫されて症状が出ているものと思われます。これは、私のところでは良くなりません。整形外科で手術を受けるべきです。」その後どういう手術なのかを簡単に説明しました。手術が嫌で来院なさったタカシさんにしてあげられる最後の不安の軽減です。その日の治療代金をお返しして、なるべく早く病院を受診することを勧めてお帰りいただきました。
お仕事の都合と、手術に対する恐怖心からなかなか病院には行かれなかったそうですが、奥様の説得の甲斐もありついに重い腰を上げたと伺ったのが1年程前のこと。どうなったかと先日タカシさんを訪ねてみたところ、術後の経過も良好で少し足にシビレが出ることがあるくらいで間欠性跛行の症状は出てないそうです。良かったなと思う心とあの時の私の判断は間違ってなかったなと思う考えが同時にこみ上げてきました。
病院に行っても治らなかった人が良くなる事もあれば、治療師では手におえないものもある。その見極めは非常に大事だなと常々思っております。

2015-12-8

パソコンの師匠

 

皆のやるブログといふものを、我もやってみんとす・・・「土佐日記」風に始めてみました。最初の出会いが悪かったせいかパソコン等のIT機器を人生から遠ざけていた私でしたが、このたび思うところあり、一念発起して仕事内容の一部をブログで紹介することを始めてみました。パソコンは所有していたものの、ネットで買い物と検索くらいしかやったことが無かったのでやり方が分かりません。「こんな時はプロに教えてもらおう!」と考えさっそく近くのパソコン教室を検索、何軒か出てきたうち勘を働かせて選んだのが上田市住吉にある<パソコンカレッジ>こういう時の私の勘は大当たりか大外れのどちらか。どうやら今回は大当たりの方だったみたいで、代表の横山先生直々の丁寧でやさしい個人レッスンのお陰で少しずつパソコンに触れるのが楽しくなってきているところです。

2015-12-8-2パソコンの師匠

横山先生は、いつもこの笑顔で応対して下さいます。

私が治療所で気を付けていること

私が治療所で気を付けていることがいくつかありますが、その中のひとつに<マイナスな言葉を使わない>というのがあります。これは来院なさった方に接する際、消極的な言葉を使わないということです。例えて言うなら「あなたは、こうすれば良くなりますよ。」という言い方をしても、「あなたは、こうしないと、こんな風に悪くなりますよ。」という言い方をしないということです。以前、聞いたことがあります。いい野球のコーチは「ストライクを打っていけ!」とは言うが、決して「ボール球には手を出すな!」とは言わないそうです。人はネガティブな表現を否定の形で言われても、そのネガティブなものをイメージしてしまうんだそうです。「今、絶対に悪いイメージを持つな!」と言われると、どうしても悪いイメージから出てきますよね。
治療所においでになる方たちは当然体の調子が悪い人たちです。中には複数の治療所や医療機関を渡り歩いておいでになる重い症状の方もいらっしゃいます。そういう方たちは今の自分の体に自信が持てなくて、痛みや違和感に攻め立てられ続けて気分も落ち込みがちです。そんな方たちに早く良くなってもらう為には、どちらの表現で接するのが正しいのか言うまもありませんよね。
ある本にこんな事が書いてありました。<名医は患者の不安を取り除く>と、確かにそうだなと思いました。それからは努めてポジティブな言葉を治療所では使うようにしています。私はお医者さんではないし、ましてや名医なんかでもないただの治療師。でも、そういうところは真似してもいいんじゃないでしょうか。早く良くなってもらえればそれでいいんですから。

治してあげたくなった瞬間 part2

それにしても何で病院でも原因不明だった体の痛みが治まったんでしょうか。タツオさんの痛みの原因は、じつは私にも正確には分かりません。それでも、いい刺激を体に入れ続けると体が勝手に治してくれるんですね。

「そんなことでは納得できない!」という方のためにもう少し詳しく説明しますと、あの少し指先で押したでけで出ていた強い痛みは、私の手の感覚で言うと[神経の暴走]なんです。体はそこまで悪くはないのに、神経だけが強い痛みを感じてしまう。という状態です。長い期間(10年以上の場合が大半)をかけて痛みのある状態と、痛くなくなる状態を繰り返しているうちに段々に痛みを感じる閾値(いきち)が上がっていき、人は徐々に痛みを感じにくくなっていきます。そして、その中の何割かの方の中に、必要以上の痛みを感じるようになる方が出てきます。ある日突然強い痛みに襲われる人もいれば、徐々に痛みが強くなるタイプの人もいます。どうして出る症状が変わってしまうのか私にはわかりませんが、そういうものなのです。

その類の痛みを来院なさった方に説明する際、私は「神経が怒っている状態」と表現します。そもそも筋肉は、痛みを感じにくい場所なんだそうです。大きなチカラを出さなければいけない器官である筋肉は小さな痛みをいちいち感じていては仕事にならないからなんですって。その筋肉がイッパイいっぱいになって。「おーい親分もうムリっす!」と言って痛みを出してご主人さまにお知らせしてるのに、体の主である本人が無視して使い続ける、体の方は「これは生きる為に必要な行動なんだな。」と判断し一時的に警報である痛みの出るレベルを上げる。本人の方は痛みがなくなったので「治った!」と思いまたいつも通りのムリをする。悪循環ですね。この悪循環を長期間繰り返した方の中の何割かに「神経が怒ってる」状態の人が出現します。ま、体の身になって考えてあげると分からんでもないですよね。あんなに警報出したのに、あんなにお知らせしたのに疲れを取ってくれなかったから。警報装置が壊れて鳴りっぱなしの状態になってしまったんですね。

これを治してあげるには普通とは少し違った指圧の手を入れてあげます。聞けば「なんだ。」と思われるような触り方ですが、こういう状態の方を楽にして差し上げるにはこの触り方しかないんです。でも時間がかかるんです。回数がある程度かかります。なぜなら悪くするまでに時間がかかっているからです。施術とはいいクセ付けなんです。悪いクセを付けるのに時間がかかったんなら、よくする時にも同じだけとは言いませんがやはりそれなりに時間はかかるんです。ですからタツオさんも本当によくなるまで5年もかかったんです。

原因不明のものが原因不明に良くなることもあるんです。

治してあげたくなった瞬間

今から数年前、スーパーに勤務していたタツオさん(当時34歳)は足のしびれと、首・肩の痛み、そしてかなり強い腰痛をかかえて来院なさいました。
でも、タツオさんの痛みは少し特殊で、筋肉の硬さもさることながら、弱い圧で指圧しただけでも強く痛みが出てしまう。そんな状況でした。何軒かの病院で診察もしてもらったが、その強い痛みの原因が分からず悩んだ末の来院でした。

他の治療院にも行ったんでしょう?と、お尋ねするとやはり何軒か行ってみたとおっしゃってました。私は、他の治療師がどういう判断をしたのか知りたくて「なんて言われました?」と聞いたところ、「こんなの治らないよ。」って言われました。と、少し寂しそうにおしゃいました。私はその時、その心ない治療師に怒りを覚えると同時に、この人をなんとか治してあげたいと強く思いました。そしてタツオさんにこう言いました。「俺なら治してあげられるから、いっしょに治そう!」それからタツオさんの治療が始まりました。
車を運転する時の振動だけでも、腰や脚に響いて痛みが出るような状態だったタツオさんを説得して、初めの一か月は週3回も通っていただきました。来院なさるだけでも大変そうでした。

タツオさんの施術はゆっくりとしか始められませんでした。なぜなら、指先で軽く押さえただけで、強い痛みを感じてしまう状態だったからです。それが、ほぼ体中で起きていました。でも、私はこのような症状の方の治し方を知っていましたので悩みながら施術することはありませんでした。いい師匠に師事して良かったな、と思いました。あとは彼自身が良くなるまで辛抱できるかです。

タツオさんは、私が感心するほど熱心に通って下さいました。そして自宅で行う体操もよくやってきて下さいました。良くなっていけるパターンです。痛みが少しずつ弱くなっていき、痛みの範囲も徐々に小さくなってきました。そうなって来ると不思議なもので、タツオさんの表情が明るくなり、声も少し大きくなってきました。初めて来院なさった頃は挨拶も無く、返事や受け答えもして下さらないことの方が多くて少し困ったタイプの方だったのに。体の状態が良くなると、内側のいい面が外側に出やすくなるんですね。

2か月目からは週2回に、3か月目の途中からは週1回の施術でよくなりました。もう、この段階になると良い変化が次の良い変化を生むという好循環の状態です。異常な痛みは、疲れが溜まった時だけ場所を限定して現れるようになり、それも1回の施術でほぼ無くなるというところまで変わってきました。「もう職場復帰してもよいのでは?」とお話しすると。「自分もそう思ってました。」とタツオさん。ほどなく会社に戻られました。
それからもタツオさんは月に1~2回はおいでになっていました。私が勧めたわけでは無くご本人の希望で定期的に来院なさっていました。疲労が溜まると少し症状が出ていたのです。でも、5年経ったある日「次の予約は、取らなくていいですよ。もうお体の様子でお電話いただければいいと思います。」タツオさんは少し驚いた様子。「もう、治っていると思います。長い間よく辛抱なさましたね。」難しい症状の方を治しきって送り出す時が、最も感動的で嬉しい瞬間です。治療師冥利に尽きます。

あれからタツオさんは何か月かおきに数回お見えになりましたが、ここ最近はすっかりご無沙汰。便りが無いのはいい便りと思っています。良かったですね~。
2015-12-1治してあげたくなった瞬間

骨盤治すと風邪までよくなる?

上田市内にお住いのユキヒデさん(当時40歳)どこかお体が悪いわけではなく、
疲れがたまった時だけお見えになる患者さん。以前こんな事がありました。

2年程前のことだったと思います。ユキヒデさんの奥さんがお見えの際に
「今日、ウチの主人は熱が39度以上出て寝込んでるんですよ。」との事。
そんな時に治療を受けていただくと熱が下がることが多いんですよ!
と、お伝えしたところ早速においでいただき治療開始。

初めは腕までアツアツで、さすが39度オーバー!と驚きましたが、
治療がすすむにつれ、そして身体が柔らかさを取り戻すにつれ熱が下がって
くるのが私の手にも伝わってきました。治療が終わる頃にはご本人もスッキリ
なさった様子で、「楽になりましたー。」と、言って下さってお帰りなさいました。

翌月、ユキヒデさんがおいでになった際に。「この前治療を受けてから
家に帰って体温を計ったら、熱が36度後半まで下がっていてビックリ
しました。」との事!こんなに熱が下がった方も初めてだったので、私自身
驚きました。体力があって、体の反応もいい方は時として治療師も唸らせる
程の変化を見せてくれるのです。

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誰もが知ってるあの絵 実はこの人が描きました

こんなイラスト、誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
実はこれ私の母が描いたものなんです。今から50年も前に母がご主人で
骨盤調整の生みの親でもある五味政吉(まさよし)師に頼まれてシーツにマジックで描いたんだそうです。

母に、「この絵、日本中で流行っちゃったね!」と言ったら、
「そうねー。あっちこっちにあるわねー。」と、明るく答えていました。
こんな事なら意匠登録しておけばよかったのにね。

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頭痛の原因

頭痛に悩まされている方、女性の方が多いですね。
頭の中で出血があったりもしくは脳腫瘍などの特殊な場合を除いて、大半の
頭痛の原因はズバリ!脳の血流が悪いせいです。実際、頭痛の症状を抱えて
来院なさるほぼ全員の方に、肩や首のコリがあります。このコリを少しずつ
取り除いて首から上の血流を良くしてあげると、頭痛は無くなっていきます。おそらく頭痛とは脳からの血流不足のサインなんです。ですから頭部の血流が回復すると症状が軽くなってくるんですね。

しかし、頭痛には治療師の仕事の範疇を越えた怖い病気が原因の場合がありますので、施術を受けられる方に片側の手・足のシビレなどの症状があったり(脳血管障害や脳腫瘍の可能性があるから)、何回か施術を行って、明らかに首から上の血流が良くなっているのにまったく頭痛が治まらない場合は、すみやかに医療機関で頭の中の検査を受けていただくように勧めています。命に関わる様な恐ろしい病気の可能性を無視したままで施術は行えません。

頭痛でお悩みの方、安易に鎮痛剤を服用するのではなく頭の血流を良くすれば自然に頭痛の症状が軽くなりますよ。